園長コラム
キラリグッド/沁みることば
だいすき
2021-10-15
ホームのキッチンで、職員のえみりさん(仮称)が、夕ご飯をつくっていると、
小学1年生のおとはちゃん(仮称)がやってきて
「パソコンでゲームがしたいから見てて」とお願いしてきました。
<おとはちゃん、ごめんね。いま手がはなせないんだよ…>
ちょうどリビングにいた、高校生のかりんちゃん(仮称)からも「いまはムリだよ」と言われ、
「もういいし、みんな嫌い!」と怒ってしまい、扉を強く開け閉めして部屋に閉じこもってしまいました。
声をかけても返事がありません。
そのうち、『えみりさん、きらい!』『かりんちゃん、きらい!』
と書いてある手紙を扉の隙間から差し出してきました。
かりんちゃんとえみりさんで相談して、
『おとはちゃん、だいすき!』と書いて扉の隙間から返しました。
しばらくすると
『えみりさん、だいすき』『かりんちゃん、だいすき』
と書いた手紙を返してくれました。
その後、えみりさんの手があき、おとはちゃんと一緒にパソコンで遊びました。
2021.10.15
言葉には、言霊が宿ると言われています。
相手に想いを伝えることはとても難しいです。
I(私)メッセージを大切にしたいです。