キラリグッド/沁みることば
「お悩み相談 駆け込み堂」
2026-02-13
「お悩み相談 駆け込み堂」
本願寺津村別院「御堂さん」2月号
Q17歳になる息子がいます。昔は家族そろって食事をとっていましたが、最近は、食卓に着かずに部屋でスマホばかり触っており、気が向いたらふらっとやってきますが会話はほぼないです。また、イライラするとすぐ物にあたるようになり、暴力を恐れて妻は何も言えずにいます。今後のことを考えると、父として、息子に強く言うべきでしょうか。
17歳という年齢は、自立への欲求と大人になる準備が重なる、とても繊細な時期です。おそらく、息子さん自身も、なぜイライラしているのか、どうしてそのような行動をしてしまうのか、説明できるような状況ではないのではと想像します。
児童養護施設でも、昨日まで、ニコニコと話がはずんでいた高校生が、同じ人物かと思うほど、不機嫌を巻き散らかします。
そんなときに大切にしているのは、「おはよう」「いってらっしゃい」「おかえり」「おやすみ」の笑顔での挨拶です。
返事をしてくれないかもしれません。でも、子どもの不安定な感情や行動に振り回されることなく、粛々と続けます。
そうすると、いつか、ボソッと「おはよう…」と返してくれることがあります。たったそれだけで「挨拶してくれてありがとう!」と幸せを感じます(笑)。
ただ、周りを傷つけたりした場合は、「暴力は絶対に許されない」、「罪に問われてしまう」現実の厳しさを冷静に伝えます。そして、「ちゃんとしなさい」のYouメッセージではなく、「心配しているよ」「さみしいよ」「悲しいよ」とI(私)メッセージで伝えます。
いつか伝わることを信じて。
いつか「あんな時期もあったよね」と一緒に笑って話せることを信じて。







