キラリグッド/沁みることば
大切な人に「ごめんね」を言う日
2026-03-20
2011年3月11日の東日本大震災から15年。たくさんの亡くなられた方々と行方不明者、そして残された人たちがいる。
あの日、急いで仕事に出かけようとする自分に、「急ぐなよ」と声をかけてくれた母にイラッとし、
何も返事をせずにドアをバタンと閉めて出かけてしまい、それが最後になったことを後悔する人もいる。
岩手日報は毎年3月11日、「最後だとわかっていたなら」をテーマに新聞広告とテレビCMを行っている。
昨年は「3月11日を、大切な人に『ごめんね』を言う日にも」というタイトルだった。
「些細な喧嘩をしたまま大切な人と会えなくなる。その後悔は一生消えない、と言われています。二度と会えない人と話す『風の電話』(岩手県大槌町)に置かれたノートにたくさんの後悔が書かれていました」と『風の電話』を紹介し、「明日はきっとやってきます。でも、明日が来るのは当たり前ではない。言えなかった『ごめんね』を、どうか今日、大切な人に、伝えてください」と呼びかける。
岩手日報がこれまで出してきたこうした広告は、全国の学校の授業で「よりよく生きること。家族や友人など大切な人へ感謝を伝えることの大切さ」を学ぶための教材として活用されているという。
今日が最後だとわからないまま、また1日を過ごす。
その不確かさをいつも私に教え続けてくださるのが仏の教え。
人を想い、言葉を交わす。
その一つ一つが大切なことだと教えられる。







