理事長コラム

キラリグッド/沁みることば

令和8年熊本地震

2026-07-31
令和8年熊本地震
「またか…」という言葉が頭をよぎる地震が起きました。
 
私は名古屋へ出張中で、ちょうど駅に着いたタイミングでした。
各方面から次々と連絡が入り、地震の発生を知りました。
 
当法人では大きな被害もなく、ひとまず安堵しましたが、その一方で、各地から聞こえてくる地震の被害、厳しい暑さによる二次被害、そして子どもたちが普段利用しているイオンでの爆発事故など、胸が「ギュッ」と締めつけられる思いでいます。
 
被害に遭われた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
 
熊本では10年前にも大きな地震があり、ようやく復興を実感できるようになってきたところでした。
 
天災とはいえ、正直、「なぜ…」「どうしてこんな目に…」「もういいかげんにしてほしい…」と、そんな思いが湧き上がる私がいます…。
 
各地で災害が起こるたびに、思い出す言葉があります。
 
東日本大震災直後の平成23年(2011年)3月19日、『熊日新聞』のスポーツ欄に掲載された、ある被災者の方の言葉です。
 
高校野球春の選抜大会の開催について、さまざまな議論が重ねられた末、「開催する」という決断がなされました。
その報道を受け、自宅を津波で失われた40代の女性が、被災地でのインタビューでこう語られました。
 
「私たちは他人の幸せや喜びをねたむほど落ちぶれてはいない。皆さんどうぞ、我慢せずに楽しいときは笑い、うれしい時は喜んでください。私たちも一日も早く皆さんに追いつきます」
 
この言葉に、私は今も何度も励まされています。
 
仏教では、喜びも悲しみも、うれしさも苦しみも、すべてをご縁として受け止めていきます。
 
けれど、厳しい現実のただ中にいると、そのようにはなかなか受け止められないのも、また私たちの姿なのだと思います。
 
それでも、さまざまな方の生きる姿や言葉に励まされ、支えられ、生かされながら今日を生きている。その「ありがたさ」を、あらためて感じています。
 
私にできることを、できるだけ、少しずつ。
その歩みを大切にしながら、日々を励んでいきたいと思います。
社会福祉法人社会的養育総合支援センター光明童園
児童養護施設 光明童園

〒867-0021
熊本県水俣市平町1丁目3番3号
TEL: 0966-63-2074
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