園長コラム
キラリグッド/沁みることば
ごめんね、気付いてあげられずに
2021-01-22
小学2年生のうみひこ君(仮称)が学校から帰ってきました。
職員のえいじさん(仮称)が宿題に取り組むよう声をかけますが
「お母さんに電話する!」と言い、宿題に取り組めません。
しだいに機嫌が悪くなって涙をこらえて、うつむいてしまいました。
えいじさんがランドセルの中を整理していると、宿題に「生い立ち」についてのプリントがありました。
うみひこ君は、お母さんへ電話をして、小さい時のエピソードを自分で尋ねたかったようです。
<ごめんね、気付いてあげられずに>と謝り、
<後から一緒にお母さんに電話しようね>と伝えると
落ち着くことができ、表情良く宿題に取り組むことができました。
2021.1.22 自分のために「ごめんね」と謝ってくれる人。そんな人がいてくれて、子どもたちは、いろんなことに頑張れます。