園長コラム
キラリグッド/沁みることば
わかったような気がする
2021-10-22
地域のグループホームでの食事は、職員が食材を買い物して、職員が作ります。
ある日の夕食の時。
中学3年生のきよと君(仮称)が、職員のくにおさん(仮称)のお手伝いをしています。
汁物の仕上げと味見はきよと君がしてくれました。
幼児さんのけいた君(仮称)とこうた君(仮称)に、お茶を注いだりドレッシングを取ったりお世話をしてくれ、「何か俺、レストランの人みたい」と笑顔です。
ところが、けいた君が「食べたくない」とグズってしまい、
きよと君が作った汁物を残してしまいました。
「何か俺、くにおさんたちの気持ちがわかったような気がする…」と苦笑いしていました。
2021.10.22
「食」は、「人」が「良」くなると書きます。
毎日の食事の時間をたいせつにし、いろいろな経験を通して成長してほしいと思います。
子どもたちが大人になって、家族をつくり、楽しく食卓を囲む未来の姿を想像します。
※写真はイメージです