園長コラム
キラリグッド/沁みることば
私が手伝うから
2022-09-30
職員のりんかさんは、妊娠したことを、ホームの子どもたちに報告をしました。
みんな驚きながらも、「おめでとう!」と祝福してくれたり、中には「お腹の子にりんかさんとられるから嫌だなぁ…」とつぶやく子もいました。
その数日後、肌寒くなってきたある夜、高校1年生のるりちゃんがタンスから冬服を出したがっています。
それを見た同じ歳のれいかちゃんが、「りんかさん以外の職員はいる?」と尋ねてきました。
<他には、いま誰もいないから、私が手伝うよ>と部屋に行こうとすると
「りんかさんはいい。重いもの持ったら危ないし。私が手伝うから」と言ってくれました。
<お気遣いありがとう>と伝えました。
2022.9.30
ホームの子どもたちにとって、たいせつな家族が増えるような思いがあるのかもしれません。
血はつながっていなくても、お互いのいのちを大切に思う、尊い姿があります。
これからもいろんなかたちで、つながってくれると嬉しいです。