園長コラム
キラリグッド/沁みることば
アドボケイト『マイク』
2022-10-14
ある日の朝、職員のいずみさんが、小学3年生のうららさんの部屋に行き、起床を促しますが
「学校…行きたくない…」と布団にもぐってしまいました。
その後も何回か声をかけますが、起きようとしません。
<どうして行きたくないの?>と理由を尋ねると、
「勉強が難しいんだもん…」と答えてくれました。
<それなら、学校の先生に相談してみよう。勉強が難しいなら、私がうららちゃんの『マイク』になって、優しい問題にしてもらったり、いっしょに教えてほしいことを伝えたり、お手伝いができるよ>と伝えました。
考えている様子だったため、部屋から出て、リビングで待っていると、自分で降りてきました。
<頑張って起きてきたね、まずは朝ご飯をたべよう>
その後、ご飯を食べて、いっしょに登校することができたうららちゃんでした。
2022.10.14
先日、職員全員で、アドボカシー(権利擁護)について学ぶ機会をいただきました。
アドボケイト(代弁者)は、子どもの声を大きくする『マイク』のような存在だと教えてもらいました。
子どもたちが言いたいことや、話したいことを大きくして届ける役割です。
学んだことをすぐに実践し、子どもたちの最善の利益につなげていきたいと思っています。