園長コラム
キラリグッド/沁みることば
これからどうしようか?
2023-01-27
夕食の時、6歳のむつなちゃんは、ごはんをこっそりティッシュにくるんで捨てたようです。
それを耳にした職員のめぐみさんは、寝る前に
<むっちゃんにお話したいことがあります。なーんだ?>
少し考えて
「ごはんのこと…」と答えました。
<よく分かったね!分かったってことはちゃんと考えてくれたんだね、良かった>
<ごはんをこっそり捨てることは、どうしてダメなのかな?>
「ごはんつくってくれてるから」としっかり答えることができました。
<じゃあ、これからどうしようか?>
「ちゃんと食べる前に減らす」
<すごいじゃん。ちゃんと分かってるね。ごはんは何もしなくても食べられるものじゃないよね。
お野菜つくってくれる人がいて、お魚とかお肉を食べられるようにしてくれる人がいて、どうやったら美味しく食べられるのかっていっぱい考えてごはんをつくってくれて、むっちゃんが食べられるんだよ。
それをこっそり捨てたりしたらもったいないし、つくってくれた人たちが悲しいと思うよね。
だから食べられる分だけに減らしてしっかり食べよう>
<わたしたちも、『減らすものありますか?』って聞くのを忘れることも多いと思うんだよ。
そういう時はむっちゃんから『これ減らすね』って教えてくれるかな?>
笑顔で頷いたむつなちゃんは、「幼稚園でもがんばるね!」と話してくれました。
2023.1.27
子どもたちの将来のために、注意をしないといけないことはたくさんあります。
「ごめんなさい」「もうしません」と、形だけでなってしまいがちです。
子ども自身が自分の行動を振り返って、考えて、子ども自身が次の方法を決めることがたいせつです。