社会福祉法人光明童園のホームページ

当園では、以前から、子どもたちのより良い自立のために、生と性の教育を積極的に行ってきました。

 

ある日、高校3年生のへいた君とホームの職員のほなみさん、自立支援担当職員のまいさんと3人で、みらい会議（その子のこれからの予定や計画を話し合う会議）を行いました。

 

会議が終わってから、まいさんが先に部屋を出て、その後、へいた君とほなみさんが部屋を出ました。

 

その時、へいた君が、まいさんの背中に髪の毛がついているのに気づきました。

 

「おれは、取ってやらんよ。男性でも女性でも、何も言わず触ったら不快に思う人もいるやろ？」

 

「教えてくれてありがとう。そうだね。人それぞれ感じ方は違うよね＞

 

「うん、教えてもらったけんね」と誇らしげに答えました。