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20時過ぎ、職員のむつはさんが、5歳のめぐみ君の部屋を覗くと、布団にうつ伏せになり静かに泣いていました。

 

＜めぐみ君、だいじょうぶ？＞と声をかけると

 

むつはさんに抱きついて、よけい泣き出してしまいました。

 

そのうち、徐々に落ち着いてきたので、＜どうしたのかお話しできる？＞

 

「（職員の）ももこさんが遅かった…、20時に寝たかったのに…」と話してくれました。

 

＜めぐみ君は、20時ぴったりに寝たかったんだね、ちゃんと時間見れてて偉いね＞

 

「これって、偉いんだね」と、気持ちを切り替えることができました。

 

その後、むつはさんが、本の読み聞かせをしていると、安心して眠りにつきました。