園長コラム
キラリグッド/沁みることば
距離をとって
2024-11-15
ホームのみんなで夕ご飯を食べていると、中学2年生のすみれちゃんの表情が悪くなってきました。
そのまま、夕食を残し、玄関の外に出ていってしまいました。
職員のせいこさんが<どうしたの?>と尋ねると
「(小学5年生の)たけのちゃんが、私のやることや話したことを真似してくることがいやだった…」
<そうなんだね>
「たけのちゃんは、無意識でしているのかもしれないけど、前からずっと気になってて、何度か言ったけど、変わらない」
「あのままいたら、たけのちゃんに文句を言って、またケンカになると思って、外に出たんだ」と話してくれました。
<イライラをぶつけず、距離をとって、イヤだったことも話してくれたので、上手だったね>と褒めました。
すると、すみれちゃんの表情も和らぎました。
<これから、たけのちゃんがどんな時に真似しているのか、気を付けて見ていくね>と伝えました。
2024.11.15
「仲良くしなさい」だけでは、窮屈で、その子を追い込むことになることもあります。
イヤな時、距離をとるのも一つの方法です。
「せめぎあって、折りあって、おかげさま」