園長コラム
キラリグッド/沁みることば
ちゃんと見てるから
2021-11-26
朝食の時、小学2年生のてつと君(仮称)と、4歳のとおる君が言い合いになりました。
職員のななさん(仮称)は
<おたがいさまだね。言われたら言い返したくもなる。分かる>
2人とも「うんうん」と頷きます。
朝食が終わり、てつと君を散歩に誘いました。
散歩をしながら
<さっきもだったけど気持ちを伝えたり、受け止めたりするのは難しいよね。私もそう思う>
<とおる君はまだ小さいし、難しいよね。てつと君がグッと我慢してるのも分かってるよ、ちゃんと見てるから>
「うん。とおるは小さいけん難しいもん。なんでも言うし」と笑顔で話しをしてくれました。
その後、肩を組みながら歩き、スイミーのセリフや歌を歌ってくれました。
ななさんも一緒に歌い、歩いている近所の人からも褒められると照れながらも嬉しそうなてつと君でした。
2021.11.26
二人だけの時間、いっしょに何かをしながら
「分かってるよ」「ちゃんと見ているからね」
そう言ってもらえたら、子どもたちは安心します。