園長コラム
キラリグッド/沁みることば
これからどうしたい?
2021-10-08
小学3年生のあきちゃん(仮称)は、小学2年生のいろはちゃん(仮称)とホームでケンカをしてしまいました。
職員のうららさん(仮称)が
<あきちゃん、おいで>とスタッフルームに呼びました。
<なにがあったの?>
「あのね!」と、とても怒った様子で話がとまりません。
うららさんは、ただ頷いて聴いています。
そのうち、あきちゃんが
「自分もひどいことを言ってしまって…、悪かった…」と話しだしました。
<そんな事があって怒ったんだね。きつかったね。でも、ちゃんと自分でダメだったこと分かってて偉かったね>
うららさんは、あきちゃんが自分で振り返りができて、反省をしている様子なので、それ以上は何も言いませんでした。
<あきちゃんは、これからどうしたい?>
「今日の夕方、いろはちゃんに謝りたい」
<分かった、それじゃあ、今話したことをいろはちゃんにも伝えておこうか?>と尋ねると、
静かに頷きました。
<また、何かイヤなことがあったら教えてね>と伝え、話を終えました。
2021.10.8
子ども自身が、自ら「考え」、自ら「こうしたい」と思い、自ら「行動する」ことが大切です。
先回りしすぎて、邪魔をしないように心がけたいです。
「いつでもお手伝いするよ」と伝えておくと、子どもたちは安心して頑張れます。