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園長コラム

キラリグッド/沁みることば

そうしたらいい

2022-04-01
ホームで、小学2年生のにじと君(仮称)と、5歳のぬきや君(仮称)がケンカをしていました。

それを見ていた、4月に卒園、就職する高校3年生のねんじ君(仮称)が、間に入ってくれます。

2人に対して、まずは状況を聞きだし、優しく話をしてくれました。

「にじとは、自分より下に手を出すな。
ぬきやはまだ5歳。話をしても分からん歳。
にじとがイライラするのも分かる。
俺もぬきやにイラつくことはあるし、キレたこともある。
だけど、俺は、(職員の)のぞみさん(仮称)たちから教えてもらった。
小さい子にキレたり、手を出したって伝わらないし、意味がない。
だから、のぞみさんたちにぶつけるように話をされた。
だから、イラついたら、ぬきやには言わずに、のぞみさんたちに言って、伝えてもらうし、のぞみさんたちにぶつける。
そしたら、俺も怒られない。
だから、にじともそうしたらいい。
手を出すと、もっと怒られるのは、にじとぞ。
だから、イライラした時は、物や人に当たるな。
その代わり、のぞみさんたちにぶつけろ。
ねえ、のぞみさん、そうだよね?」

<そうだね、ねんじ君は、そうするようになったよね>

「にじと、わかったか? もうすんなよ」

にじと君は頷いています。

その後も、にじと君のことを構ってくれたり、とても頼もしいねんじ君でした。 

2022.4.1
子どもたちは、大人(職員)の言うことを、聞いていないようで、しっかり聞いています。
大人(職員)自身のあり方、生き方、一挙手一投足は、子どもに大きな影響を与えます。
だからこそ、日々、振り返ることが大切です。
社会福祉法人 光明童園
児童養護施設 光明童園
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