園長コラム
キラリグッド/沁みることば
いろんな班長
2022-06-24
職員のかんなさんが、
<今日はいろんな班長を決めて、みんなでがんばってみよう!>と声をかけました。
みんなノリノリです。
小学4年生のきみや君は「ぼくは!?何の班長?」とうれしそうです。
<きみや君は、みんなが寝る前の、『トイレの声かけ班長』をお願いね>
最近、食事の時になかなか進まない小学2年生のくにと君には、
<くにと君は『ごちそうさま班長』ね。15分になったらみんなに声掛けして、ごちそうさまを言ってくれる?>
「うん!」とご機嫌に食べ始めました。
時間までに食べ終えて「みんあ、手を合わせて!」とごちそうさまの掛け声をしてくれました。
就寝時間、きみや君が
「みんな!トイレに行った?」と声を掛けてくれ、「明日はしないの?」と尋ねてきました。
<じゃあ、『朝の起床の声掛け班長』をお願いしていい?>
「えっ!? ぼく起きるの、いつも一番遅いよ…」
<あら、たいへん! きみや君が起こしてくれなかったら、みんな遅刻しちゃうね>
「やばい! 今日は早く寝なきゃ!」とすぐに部屋に戻っていきました。
2022.6.24
「だれかのために」「役に立っている」と実感できる体験が、子どもたちの成長を促します。
自分で決めてがんばる。
その体験を繰り返すことで、心と身体に染み入り、知恵となっていきます。