園長コラム
キラリグッド/沁みることば
明日、相談してみる
2022-09-16
中学2年生のやよいさんが学校から帰ってきました。
暗い顔をして、職員のゆりのさんがいるスタッフルームにやってきました。
「明日、体育があるんだよ…」と不安そうに話します。
<そうなんだね、どんな状況なの?>と尋ねると
体育の授業のマット運動がイヤなことや、仲の良い友だちが学校に来ていないことなど、不安なことをいっぱい話してくれました。
<いろいろ不安があったんやね>
「うん」
気持ちに共感しながら
<明日の体育に参加して、どんなマット運動するのか体験しても良いし、難しいのであれば見学してもいいと思うよ>
「明日、先生に相談してみる」
<相談して、気持ちを言えるようになったんだね、成長したね!>
「できるようになったよ。今日も褒められた」と褒められたエピソードを笑顔で話しをしてくれました。
2022.9.16
自己肯定感の低さからか、ホントの気持ちを言えず、相談することが苦手な子どもが多いようです。
まずは、気持ちを出せるようになったことを褒め、その思いを認めることが大切です。
自立とは、適切なタイミングで、適切な人に、「助けて」と言えることです。
受援力が求められます。