園長コラム
キラリグッド/沁みることば
やさしいね
2022-09-23
小学4年生のよしゆき君が、他のホームのらんと君たちと一緒に買い物に行き、帰ってきました。
しばらくすると、らんと君たちのホームから連絡がありました。
みんなでお店の中で走り回ったり、危ない行動をして注意を受けたり、らんと君のお金があわないとのことでした。
職員のりえ子さんが、よしゆき君に尋ねると
「らんと君がジュースを買いたかったけど、お金が足りなかったから、10円あげた…>と答えました。
<失敗することは次につながる良いことだよ>
<でも、遊びに行く前にも言ったように、自分のお金は貸したり、あげたりせず自分で大切に使って欲しい>
<危ない行動をする人がいたら離れる、お店の中では走らないこと、少し遊びに行くのは控えて、もう一度、一緒に遊びに行く練習をしようね>
神妙な表情で話しを聴き、反省をしている様子です。
<よしゆき君は、らんと君がジュース買えなくてかわいそうと思ったんだよね?>
「らんと君だけジュースを買えなくて、かわいそうだったんだよ‥」
<よしゆき君はやさしいね>と、やさしい思いを褒め、話を終えました。
2022.9.23
時に幼くて、時に未熟かもしれませんが、子どもたちの行動には、意味があります。
それを想像し、察し、慮りながら、まずは、その時の思いを認め、寄り添うことが大切です。