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小学3年生のつよし君は、「今日発売されるポケモンのゲームが欲しい」と職員のてつやさん（ホームリーダー）に話をしてきました。

 

＜職員みんなで相談してみるね＞と伝えました。

 

最近、つよし君は、新人職員のとおるさんの言うことをきかず、わがままを言って困らせることが増えていました。

 

今回のことを良い機会にできないかと考えたてつやさんは、とおるさんを含めたホームの職員たちと検討をしました。

 

その日の夜、つよし君と職員みんながいっしょにいるところで、てつやさんから

＜つよし君には、もっとスタンプを貯めて12月ごろ購入をしてほしいと思っていました。だけど、とおるさんから『つよし君がいつもよく頑張っているので、買ってあげたい』とお願いがありました。だから、今回は特別に購入することにしようね」と伝えました。

 

よろこびを隠しきれないつよし君は、とおるさんの顔を見て「ありがとう！」と言いました。

 

＜つよし君、とおるさんは、これだけつよし君のことを考えてくれているんだよ。だから、とおるさんにわがままを言ってあんまり困らせないでね＞

 

「わかった」と苦笑いで答えるつよし君でした。