園長コラム
キラリグッド/沁みることば
コロナ
2023-01-20
コロナがおさまる気配がありません…。
小学1年生のまさし君は、濃厚接触者に該当したため、自分の部屋で生活をしなければなりません。
職員のみつおさんが部屋に様子を見に行くと
<工作をしてるから、いっしょに手伝って>とお願いをしてきました。
<ごめんね。いろいろすることがあるのと、長くいっしょにいれないから、いまは手伝うことが出来ないんだよ>
「こんな生活楽しくないし、出て行ってやる!」と怒りはじめました。
<こんな生活はイヤだよね。みつおさんも嫌だ。みんなと話したり遊んだりできないしね。でも、毎日コロナできつい思いしている人や亡くなっちゃう人を減らすために今は、我慢して欲しいんだよね。遊べるようになったら思いっ切り遊ぼう。>と協力を仰ぐと、少し我に戻り、
「どうやって生活したらいいかな?」とたずねる事ができました。
<ありがとう。まさし君が飽きないようにいろんなことを考えてみるね>
その後、落ち着き、体をあったかいタオルで拭いてあげると、気持ちよさそうなまさし君でした。
2023.1.20
まずは、話を聴いて、「イヤな」気持ちも含めて、めいいっぱい共感すること。
そんな人がいてくれると、環境や状況は変わらなくても、気持ちは落ち着くのかもしれません。