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朝、小学2年生のたおちゃん（仮称）の学校の連絡帳が見当たりません。

 

登校前のバタバタの中、たおちゃんと職員のちえみさん（仮称）で、一生懸命探しますが、結局みつかりません。仕方なく、連絡帳は持たずに登校しました。

 

夕方、リビングの机の上に、たおちゃんの連絡帳が置いてあります。

 

ちえみさんが、＜連絡帳、どこにあったの？＞と尋ねると、たおちゃんは、黙ってしまいました。

 

しばらく待っていると、

 

「ごまかさずに言うとね…、学校に忘れてたの…」と答えました。

 

＜言いにくいことを、正直によく言えたね！　すばらしい！＞と、おおげさに褒めました。

 

たおちゃんは、苦笑いをしています。

 

＜でも、連絡帳は、学校の先生と、たいせつなやり取りをしているものだから、毎日忘れずに見せてほしいんだよ＞とお願いをしました。

 

たおちゃんは、笑顔で頷いていました。