園長コラム
キラリグッド/沁みることば
ハートがひとつ戻ったよ
2023-09-29
夜、職員のふゆみさんが、小学1年生のほのかちゃんの就寝のお手伝いをしていると
「いま、ほのかの気持ちは半分くらいなんだよ。叩かれたり、死ねってポーズされたりで、ハートが半分なの」と話し始めました。
<そうなんだね。それはすごくきつかったね。どこで叩かれたり、傷つくポーズされたりしたの?>と尋ねますが、
どのくらい傷ついているのかを、手でハートを作り、伝えることに必死で、答えられませんでした。
<伝えてくれてありがとうね。今すごくきついんだね。明日はうれしいことがたくさんあればいいな>と頭をなでました。
「いま、ふゆみさんに話したから、ハートがひとつ戻ったよ」
<え~!、すっごく嬉しい!、またいつでもお話聴くからね。>と伝えると、笑っていました。
2023.9.29
どんなことでも、話をしてくれたこと、伝えてくれたことなど、その行為をまずは認め、褒める。
そんなことを繰り返しながら、子ども自身の自己肯定感や、自己有用感が高まっていくのだと思います。
そして、それは職員自身にも返ってきます。