社会福祉法人光明童園のホームページ

慈光ホームで、中学1年生のももちゃんは、小学4年生のやよいちゃんとゲームをしていましたが、トラブルになったようで不機嫌そうに部屋に行きました。

 

職員のゆりのさんが部屋に行って話を聴くと

「やよいちゃんが文句を言ってきた」

「いつも優しくしてあげているのに、感謝の気持ちがない」

「自分だけに反抗的な態度をとることが多い」

 

＜それは、やよいちゃんにとって、ももちゃんが気を許せる存在ってことじゃないかな？＞

 

「最近、みんなに優しくしようと気がけているし、『ありがとう』や『ごめん』もちゃんと言うようにしているけど、みんなの態度が悪い」

 

＜ももちゃんはいいお姉さんになってきてるよね。すごく成長してる。下の子たちも、ももちゃんみたいなお姉さんがいると、みんなお手本にしてだんだん成長していくよ＞

 

「だって、ゆりのさんたちもしてるじゃん」

 

＜え、わたし？、お手本になるようなことした？＞

 

「ゆりのさんたちは、例えば、『これしてなくてすみません』『いいですよ、やっとくので休憩行ってください』『いいんですか、ありがとうございます』とかさ、そうゆうのお互いに言い合ってるじゃん」

 

＜えー、よく見てるね＞

 

「でしょ！」

 

ももちゃんの観察力と成長を褒めていると、だんだん表情も良くなってきました。

 

その後、リビングへ下りて、やよいちゃんたちとパンを食べていました。

 

 

※写真は、ゆりのさんの名札の裏です。

施設の理念を元に、毎年４月に「部門目標（ホームの目標）」、「個人目標」を設定し、いつも首からかけて、忘れないようにしています。

リッツカールトンホテルの「クレド」のTTP（徹底的にパクる）です。