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園長コラム

キラリグッド/沁みることば

対話

2023-11-03
小学4年生のりくや君は、数日前、イライラした際、職員のるきとさんに、暴言と暴力をしてしまいました。
 
それからしばらく、二人の関係がギクシャクしていました。
 
夕食をとった後、るきとさんから声をかけて、二人で話をすることにしました。
 
「ムカついたらやってしまう…、るきとさんを信頼してるから言っちゃうし、手が出るんだと思う…」
 
<暴言や暴力は、誰に対してもダメなことだよ。最近、お互いに笑顔で過ごせていないし、思いやりも足りてなかったよね>と話をすると、素直な表情でうなずきました。
 
<僕も、大人になった今でもたくさん失敗するし、分からないことばかりだけど、暴言や暴力が良くないことは知っているし、りくや君より少しだけ長く生きているから、分かることも少しだけある>
 
<いま、伝えたことを受け入れるかどうかは、りくや君が決めていい>
 
<これからも、お互い、こうやって言い合いながらも、話を聞いてくれたら嬉しいよ>
 
「分かった、これから気をつけるね」と笑顔で答えてくれ、二人でグータッチを交わしました。
 
2023.11.3
「どっちが正しいか?、どっちが間違っているか?」ではなく、「おたがいさま」が大切です。
そのためにも、対話を繰り返しながら、日々の生活を紡いでいきます。
対話とは、「お互いの違いを確認しながら、新しい意味や価値をつくりだしていくこと」です。
社会福祉法人 光明童園
児童養護施設 光明童園
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