園長コラム
キラリグッド/沁みることば
褒めること
2023-11-17
小学1年生のあんなちゃんは、朝、一人で起きて、自分で布団を片付けようとしていました。
職員のいつみさんが、<あんなちゃん、すごいね!>と、褒めると、
「昨日、学校で、先生からお手伝いをするように言われたの」と、布団を持ちあげます。
「いつみさんは、いつも、こんな重い布団を持ちあげてるの?」
<そうだよ>といっしょに布団をあげました。
<よくできたね>と、シールを渡して、褒めました。
その日の夕方、いつみさんが、バタバタと夕食の準備をしていると「お手伝いしたい!!」と何度も言ってきます。
<お手伝いしてもらいたけど、でも、今、いつみさんはどう見える?>
「ご飯つくってる、忙しそう」
<だから、ちょっと待っててね>
「はーい」と返事をして、大人しく待ってくれたので、褒めました。
その後、夕食の準備が少し落ち着き、<それじゃあ、配膳は、あんなちゃんに任せます!>とお願いすると、上手にお皿に次ぎ分けていました。
居合わせた、中学3年生のうららさんと、いつみさんで、たくさん褒めると、満足そうなあんなちゃんでした。
2023.11.17
だれかの役に立とうと、頑張って、やってみて、褒められて。
それを繰り返しながら、子どもたちは成長します。
たいせつなのは、「できたこと」を褒めるのではなく、「できるようになったこと」「やろうと励んだこと」を褒めることです。