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園長コラム

キラリグッド/沁みることば

還る場所

2024-01-12
4月から措置延長して、遠くで一人暮らしをして大学に通っている、ちはるちゃんが、冬休みでホームに帰ってくる数日前、職員のつゆみさんから連絡を入れました。
 
<ちはるちゃんが食べたいメニューを作ろうと思っているから、食べたいものがあったら教えてね>
 
「ありがとう、エビが入った鍋を食べたい!」
 
<あと、静かな方がよければ、ホームじゃなくて、本園の近くのアパートで寝泊まりすることもできるよ>
 
<ちはるちゃんの良い方でいいんだけど、いつも、一人暮らしで、家事や洗濯、掃除を頑張っているから、せめてホームに帰ってきた時くらいはゆっくり過ごして欲しいなっとは思ってるけどね>
 
「ありがとう!、ホームで過ごしたい」
 
<わかった、準備しとくね>
 
冬休みの間、ゆっくり過ごして、英気を養ったちはるちゃんでした。
 
2024.1.12
人は、ずっと頑張り続けることはできません。
ゆっくりとできて、ありのままでいられる、還る場所があるから、また頑張ることができます。
 
「人生に何度となく訪れる危機に立ち向かうためには、心理的な安全基地が必要だ」
Byジョン・ボウルビィ

子どもたちにとっての、そんな場所でありたいと思います。
社会福祉法人 光明童園
児童養護施設 光明童園
〒867-0021
熊本県水俣市平町1丁目3番3号
TEL: 0966-63-2074
FAX: 0966-62-5880




 
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