園長コラム
キラリグッド/沁みることば
甘えていいよ
2024-06-07
小学2年生のすみれちゃんが学校から帰ってきましたが、疲れているのか、不機嫌そうです。
夕方、職員のせいこさんがお風呂に入るように声をかけますが、目は合わせず、動く気配がありません。
その後、数回声をかけても動かなかったため、
<そのかちゃんが帰ってきたから、先に入ってもらっていい?>と尋ねますが、反応してくれません。
結局、そのかちゃんが先にお風呂に入り、あがってから声を掛けると、ようやくお風呂に行きました。
せいこさんが、頭を洗ってあげながら、<すみれちゃん、疲れているのかな?>
「分かんない、体育とかあった時は疲れたなって思うけど…」
<イライラしている時は、「疲れているんだろうな」って感じているよ>
「疲れてはないと思う、でも、あんまり寝てないときとかはイライラする」
<疲れているかどうかは、すみれちゃんにしかわからないけど、大人も疲れているときはイライラするんだよ>
<すみれちゃんもイライラしたときに、「もしかしたら疲れてるのかも」って気づけたらいいかもね>
<ちゃんと見てるから、「疲れてるかも」って甘えにきていいよ>と伝えるとうなずいていました。
2024.6.7
子どもの行動には、理由があります。
心と身体が一致しないことも多々あります。
想像し、察し、慮って、一緒に整理してあげることが大切です。